歴史のあるものには、思いがこもる。
昔の人は、長く使った物には心が宿ると考えていたそうですし。
長く使っている物には愛着が生まれるもの。
どんなにボロボロでも見た目が良くなくても、愛着は人を惹きつけるのだと思います。
それは歴史のある建築物でも同じで、建物にも思いはこもっているものです。
今回撮影で使わせて頂いたのは、『旧嵯峨御所 大本山 大覚寺』です。
嵯峨天皇の離宮として建立されて1200年の歴史を持つとてもとても由緒あるお寺でございます。
長い長い年月、京都の地を見守ってきた大覚寺の荘厳な佇まいと雰囲気の中での撮影は、厳かに静かな空気で撮影できます。
神社仏閣の独特の雰囲気は、やはり和装撮影の空気にぴったりと合うと言うのか、撮影していてとても楽しいです。
それに仏閣は四季折々で表情も変わるのでそれもまた楽しみの一つでもあったりします。
歴史や時間の流れが、人に思いと愛着を持たせ、そんな思いなんかが、ずっとずっと残っていくものなら、こんなに素敵なことはないと思うのです。
写真には人の心が写っていると思います。
昔の写真を見返してみると、そこにはきっとこの時に感じた素直な気持ちや思いが必ず残っているものです。
いつか、長い時間が経った時に、この前撮りの写真を見返す機会があったなら、きっとそこにも素直な感情が写っているのだろうと思います。
その写真に写ったお二人の心が、楽しい思いや嬉しい感動なんかだったらいいなぁなんて考えたりしています。
日々日々、僕の心に残る写真を撮らせてくれる、素敵なお二人に感謝です^^
京都前撮り美翔苑フォトグラファー悠生。